夏になると大活躍する「そうめん」。暑い日に冷たくつるっと食べられるので、子どもから大人まで喜んで食べてくれる定番メニューです。ところが、夏の終わりになると「買いすぎて戸棚に余っている」「茹ですぎて残ってしまった」といった経験はありませんか?

実はそうめんは、夏だけの食材ではありません。工夫次第で秋や冬にも活用できる万能な食材なのです。シンプルだからこそアレンジの幅が広く、炒め物・おやつ・スープ とさまざまな料理に変身。さらに乾麺は保存性も高いので、知っておくと家計にもやさしく、フードロス防止にもつながります。

この記事では、ママに嬉しい「余ったそうめんを使い切るリメイクレシピ」と「乾物そうめんの保存方法」をご紹介します。毎日のごはん作りに役立つアイデアを、ぜひ参考にしてくださいね。

そうめんリメイクのメリット

1. フードロス防止と節約

乾麺は安く手に入る上に、長期保存が可能。だからこそ「つい買いすぎる」食材の代表でもあります。リメイク方法を知っていれば、最後までおいしく食べ切れます。

2. 忙しいときの時短料理に

茹で時間が短いのがそうめんの魅力。余った麺を使えば、調理時間をさらに短縮でき、朝食やお弁当作りにも役立ちます。

3. 子どもが食べやすい

細くて柔らかいそうめんは、小さな子どもでも食べやすく、食欲が落ちているときにもぴったり。温かいスープや炒め物にすれば、栄養も一緒に摂れます。

焼きそば感覚で楽しむ「焼きそうめん」

冷やして食べるのが定番のそうめんですが、実はフライパンで炒めても美味しいのです。余った茹でそうめんを使えば、家族が喜ぶボリューム満点の一皿に。

材料(2人分)

  • 茹でたそうめん 2束分
  • ツナ缶(ノンオイル) 1缶
  • 玉ねぎ 1/4個
  • にんじん 30g
  • ごま油 大さじ1
  • 中濃ソース 大さじ1
  • しょう油 小さじ1
  • 塩・こしょう 少々

作り方

  1. 玉ねぎは繊維を断ち切る方向に薄切り、にんじんは1㎝幅のたんざく切りにする。
  2. フライパンに油を熱し、玉ねぎ・にんじんを炒める。ツナを加える。
  3. そうめんを表示時間通りに茹で、冷水でもみ洗いする。
  4. 2に3のそうめんを加え、ソース、醤油で味付けする。
  5. 塩こしょうで味を整える。

沖縄の「そうめんチャンプルー」のようなイメージですが、ごま油が大事なポイント!

外はカリッ、中はもちっ「そうめんチヂミ」

余ったそうめんを卵と混ぜて焼けば、立派なおかずやおやつに早変わり。冷めても美味しいのでお弁当にも活躍します。

材料(2人分)

  • 茹でたそうめん 1束分
  • 卵 1個
  • ニラ 4本
  • ツナ缶 1/2缶
  • ごま油 大さじ1
  • 醤油 小さじ1

作り方

  1. ニラは2㎝幅に切る。
  2. ボウルにそうめん・卵・1のニラ・ツナを入れ混ぜる。
  3. フライパンにごま油を熱し、2を平らに広げて両面をこんがり色づくまで焼く。
  4. 醤油を回しかけて香ばしく仕上げる。

子どものおやつにもよさそうです♪

秋にうれしい温かさ「にゅうめん」

涼しくなると食べたくなるのが温かい汁物。そうめんを使ったにゅうめんは、体を温めながら胃腸にもやさしい料理です。

材料(2人分)

  • そうめん 2束分
  • 鶏がらスープ400ml
  • 鶏ささみ 1本
  • 小松菜 4枚
  • 溶き卵 1個
  • 醤油 小さじ2
  • 塩 少々

作り方

  1. 鶏ささみは筋をとり、1口大に切る。小松菜は2㎝幅に切る。
  2. 鶏がらスープを加熱し、沸騰したら鶏ささみを入れて5分程度煮る。火が通ったら小松菜をいれ、さっと火を通す。
  3. 醤油、溶き卵をまわしいれる。
  4. そうめんを表示時間通りに茹で、冷水でもみ洗いする。
  5. 3に4をいれ、塩で味をととのえる。

風邪気味のときや、食欲がない日にもおすすめ。

風邪気味のときや、食欲がない日にもおすすめ。少し肌寒い朝や、夜にもおすすめ!

乾物そうめんの保存方

リメイクレシピと一緒に知っておきたいのが「保存方法」。せっかくなら長持ちさせて、無駄なく最後まで使い切りたいですよね。

賞味期限はどれくらい?

乾麺そうめんは未開封なら 2〜3年 保存できるとされています。ただし、高温多湿や直射日光を避けるのが鉄則。湿気で麺がくっついたり、カビが生えることもあるので要注意です。

保存のコツ

  1. 常温保存が基本:風通しのよい場所に置きましょう。
  2. 開封後は密閉:袋のまま輪ゴムで閉じるのではなく、ジッパー付き袋や密閉容器に。乾燥剤を入れるとさらに安心。
  3. 夏場は冷蔵庫保存もアリ:湿気が多い時期は冷蔵庫保存も効果的。ただしにおい移りしやすいので、必ず密閉袋に入れてくださいね。

まとめ:そうめんは夏だけじゃない!

「そうめん=夏の冷たい麺」というイメージは強いですが、実際には一年中使える便利な乾物です。

  • 焼けばおかずに
  • 卵と合わせてチヂミに
  • 温かい汁物で体を温め

さらに保存方法を押さえておけば、戸棚に眠る素麺も無駄なく使い切れます。

余ったそうめんを工夫して食卓に取り入れることは、家計の節約・フードロス防止・子どもの笑顔につながります。ぜひ、今晩のごはんから試してみてくださいね。