1歳におすすめ!簡単食育3選!保育園でよく聞く「食育」ってなに? 忙しい1歳ママのための「食育の入り口」

はじめに
仕事に復帰してからというもの、朝は子どもの支度と自分の準備でバタバタ。
夕方はお迎えから夕飯・お風呂・寝かしつけまで一息つく暇もない…。
そんな生活の中で、「ご飯の準備だけで精一杯」と思ってしまうことはありませんか?私自身、2歳差の息子を幼稚園と保育園にそれぞれ送り仕事をしていた経験もあり、日々精一杯だった記憶がよみがえります
「1歳」といっても大きな差がある
まずお伝えしたいのは、「1歳」とひとことで言っても、子どもによってできることや食べられるものには大きな差があるということです。
1歳になったばかりの子は、まだ離乳食を中心にやわらかいものを食べています。それが1歳半頃になると、自分でスプーンを持ちたくなったり、大人と同じ食卓に座って食べたがる子も増えてきます。
食べられる量やスピード、手づかみの上手さもそれぞれ違います。
「うちの子はまだできていないけど大丈夫かな?」と心配になることもあるかもしれません。
でも、それは自然なこと。大切なのは発達に合った経験を、楽しく積み重ねること なのです。

「食育」という言葉を知っていますか?
ぜひ、保育園の掲示板やおたよりを見てみてください。「食育の取り組み」という文字や、献立表に食育の日と書かれていることもあります。
「食育って大事そうだけど、実際にはどういうこと?」「家庭でも何か特別なことをしないといけないの?」
そんな疑問を抱くママは決して少なくありません。ですが、1歳を過ぎ、少しずつ同じような食事を食べ始めた我が子に、「悩み」「不安」よりも、「楽しみ」「喜び」を感じながら子育てしていきたいですよね。
食育ってなに?
実は食育は、「食育基本法」という法律で【食育は生きる上での基本であり、知育・徳育・体育の基礎】と定義されています。
難しく聞こえますが、簡単にいえば 「食べることを通して、生きる力を育むこと」なのです。 「食育」のイメージを聞くと、「子どもと料理をすること」「家庭菜園をすること」「栄養バランスを考えること」「手作りが一番いい」など、「ハードルが高い」「時間がある人がやること」と考える方が多い印象があります。ですが、実は、毎日の食卓で「おいしいね」と笑い合ったり、色や形を話題にしたりするだけで、それはもう食育なのです。

保育園での食育とは?
保育園では、子どもの発達に応じてさまざまな工夫が行われています。保育園の栄養士さんが中心となり、「食育」の時間をとる園も増えてきているようです。
- 季節の食材を使った給食
- 七夕のそうめん、節分の豆など行事食を通じた文化体験
- 「いただきます」「ごちそうさま」を大切にする習慣づけ
- 野菜や果物を見たり触れたりする小さな体験
こうした取り組みは、「食べるって楽しい」「食べ物は大事なんだ」という感覚を自然に育ててくれます。
つまり保育園での食育は、家庭を支えてくれる心強い味方でもあるのです。
忙しいママでもできる「家庭の食育」
では、家庭ではどんなことが出来るのでしょうか?働くママにとって、「毎日バランス満点の手作りご飯を用意する」ことは、難しい可能性もあります。
だからこそ、ママだからこそできる 関わり方に目を向けることが大切です。
たとえば…
- 市販のおにぎりでも「三角だね」「海苔が黒いね」と声をかける
- 冷凍うどんでも「ツルツルしてるね」「あったかいね」と表現する
- 一口食べられたら「すごいね!」と笑顔で褒める
どんな食材でも、こうした関わりがあれば立派な食育になります。

1歳におすすめ!ながら食育3選
1歳児は、言葉や感覚をたくさんインプットしていく時期です。その時期に、ママが忙しい中でも取り入れやすい「ながら食育」のアイデアをご紹介します。
- 色を伝える
 「にんじんはオレンジ色だね」「バナナは黄色だよ」
- 食感を言葉にする
 「カリカリ」「ツルツル」「フワフワ」など擬音語で伝える。
- 一緒に食べる
 「ママも同じの食べるよ」と声をかけるだけで安心感が生まれる
特別な準備は必要ありませんので、今夜の夕食からすぐに始められそうですよね。
食育が未来につながる
離乳食を終えた1歳からの小さな積み重ねは、やがて「食べることが好き」という気持ちを育てます。
その気持ちは、体の健康だけでなく、心の豊かさや「生きる力」に直結します。
忙しいママだからこそ、無理のない小さな一歩を。その一歩が、子どもの未来を育てる大切な種になるのです。
まとめ
「食育」と聞くと難しく考えてしまいますが、実際には日々の食卓での小さな声かけや体験こそが、子どもの成長につながります。それぞれに合った形で「楽しく食べる」経験を重ねることが大切です。
「食育は特別なことではない」と知っておくだけで、日々の負担感は少し和らぎます。
このコラムが、働くパパ・ママが毎日の食卓で安心して笑顔になれるための小さなヒントになれば嬉しいです。
ママが子どもの食育をもう一歩知るには…
料理の知識、栄養の知識を深く知ること以上に、「子どもを知ること」で子どもの食への興味関心を広く、深くすることが出来ます。
体にいいから食べたほうがいい。そう思えるようになるのはきっと沢山の知識・経験を積んでから。その前にママができることは、子どもについて知ること。そうすることで、自然と毎日の食卓で楽しくお子さんと向き合い食育が実践できるようになります。
その為の最初の一歩を応援する講座が「キッズ食育体験講座」です。まずは「子どもの食育ってどういうことだろう?」という興味で大丈夫。90分でその日から使える子育てテクニックもお伝えします。

