復職で焦るママへ。負担を減らし「親子で楽しむ食育」の具体的な工夫

毎日の子どもの食事がプレッシャーに
0歳の赤ちゃんも、いよいよ離乳食後期。
食べられるものが増えてきて嬉しい反面、毎日の献立を考えるのがだんだん大変に感じられる時期です。そして、職場復帰ももうそろそろ・・・。
仕事への復帰を控えて気になるのが、育児と仕事の両立。
実際に、カラダノートの調査によれば、復職を控えるママの 58.2% が「子どもの食事準備や生活リズムが崩れないか」という不安を感じていると答えています
出典:https://kosodate.mynavi.jp/articles/36117
また、厚生労働省の「乳幼児栄養調査」でも、離乳食作りについて「負担を感じる」と答えた保護者は 33.5% にのぼります
・いつも同じようなメニューになりそう
・栄養バランスが気になる
そんな不安は、実はあなただけが感じているのではなく、多くのママが同じ気持ちを抱えているのです。
専門家が伝える「毎日同じでもOK」な理由
不安が助長される理由の一つには、SNSや離乳食・幼児食の本でみかける、旬の食材をつかったこだわりの献立や、おしゃれに盛り付けられた写真もあるように感じます。「私なんてレパートリーが少ない」「偏った食事ばかりで不安」「こんなに時間をかけられない」と、気持ちが焦ってしまうこともあるかもしれませんね。
一方で、管理栄養士や小児科医の指針では「同じ食材を繰り返してもよい」「毎日バラエティ豊かでなくても問題ない」とされています。むしろ繰り返し口にすることで安心感が生まれ、「知っている食べ物」が増えていくことが、子どもにとって大切な経験になると考える専門家もいるくらいです。一つの安心材料になるのではないでしょうか。

頼って活用してOK!
実は、薬剤師であり、子どもの食育スクールを運営する私自身も、冷凍幼児食の宅配を積極的に頼んだことがあります。今も、「炒めるだけキット」を使うこともありますし、冷凍食品や総菜に助けられることもあります。外食だって大好きです。
だからこそ断言できます。
「毎日手作りで完璧にしなければならない」なんて、思わなくていい。
大切なのは、無理なく続けられる形で食事を整え、親子が一緒に食の時間を楽しむこと。ママの余裕が、子どもの安心感につながります。
食育=栄養だけじゃない
「食育」という言葉を聞くと「栄養バランスを整えること」と思いがちですが、それだけではありません。
食べ物を見て「赤いね」「やわらかいね」と話しかけること口に入れられなくても「スプーンを持ちたがった」ことを喜ぶこと同じ食材を繰り返すことで「知っている食べ物」が増えることこれらすべてが 食育です。
つまり、毎日違う食材を並べる必要はなく、繰り返しやシンプルな工夫の中にも、しっかりと学びの要素は詰まっているのです。
今日からできる「負担を減らす工夫」
復職を控えるママに向けて、日々の食事を少しラクにできる工夫を紹介します。
・冷凍食品や冷凍野菜を積極的に活用する
特に冷凍野菜は、洗う・切るといった下処理がすでに済んでいるので、そのまま使えるのが大きな利点です。電子レンジや流水で解凍するだけで調理が進みますし、季節や天候に左右されないので価格も安定。まさに忙しいワーママの救世主です。

・冷凍幼児食やベビーフードを「保険」にする
市販の幼児食やベビーフードにも沢山の良さがあります。冷凍庫や棚に「保険」として常備しておけば、お母さんの気持ちがぐっとラクになりますし、実は多くの商品が「栄養バランスや品目、固さや味付け」をしっかり研究されてつくられている安心できるものが多いのです。また、お子さんが指さしで意思表示をできるようになったら、「今日はどれにしようか?」と選んでもらうのもおすすめです。自分で選んだという満足感が得られるだけでなく、食べる意欲も高まります。実はこの「自分で選ぶ」経験は、好き嫌いを減らしていくテクニックのひとつ。食に前向きに関わることを日常に組み込むことは立派な食育です。ぜひ、「冷凍幼児食」と検索してみてくださいね。

・惣菜や外食も選択肢の一つ
たとえば「にんじんをみつけてみよう」「赤いね」「やわらかいね」と声をかけることで、子どもは野菜の名前や色、食感を自然に吸収していきます。
調理時間がないからこそ、子どもと向き合える時間です。それは、語彙を増やし、表現力を育む時間そのもの。「食べる=お腹を満たすこと」だけでなく、「言葉や感性を広げる時間」だと捉えると、離乳食や幼児食の時間がより前向きに感じられるはずです。
まとめ
離乳食・幼児食の子どもとの食事の時間は「特別な料理を作る時間」ではなく、「日常の中で食を経験する時間」です。
毎日違うメニューでなくても大丈夫。繰り返しが安心につながり、少しずつ新しいことに挑戦できる力を育てていきます。
「こうあるべき」という正解を探すのではなく、子どもの食事にも「考え方次第でたくさんの選択肢がある」と考えてみてはどうでしょうか。
このコラムが、復職を控えるママにとっての小さな気づきとなり、子どもとの食の時間を少しでも楽しくできるきっかけになれば嬉しいです。