「子どものための料理教室をやってみたいけれど、本当に生徒さんは来てくれるの?」 「私にも、しっかりとした『お仕事』として成り立たせることができるのかな……」

こんにちは。東京・大田区で子どもの食育スクール「青空キッチン」の久が原校・大森校を主宰しております、現役薬剤師の石井千賀子です。

近年、SNSや地域のコミュニティでも「子どもの料理教室」を目にする機会がとても増えましたよね。「子どもに関わる仕事がしたい」「食の大切さを伝えたい」と一歩を踏み出そうとされる方が増えているのは、同じ食育に携わる人間として本当に嬉しく、心強く感じています。

しかし、いざ自分が始めるとなると、「単発のイベントやボランティア活動のようになってしまい、継続的な仕事にできないのではないか」という不安が頭をよぎることもあるかもしれません。趣味の延長線上で終わらせず、ご家庭から長く愛される「習い事」として確立するためには、一体何が必要なのでしょうか。今回は、その疑問を少し深掘りしてみたいと思います。

ボランティアや趣味のイメージから抜け出す難しさ

【子ども】という言葉と、【食育(料理)】という言葉を掛け合わせたとき、私たちはどうしても「地域のボランティア活動」や「楽しい単発のイベント」、あるいは「家庭的な趣味の延長」といったイメージを抱きがちです。実際に、日本キッズ食育協会の代表理事も、アドバンス講座の中で「どうしてもそういった色が強くなりやすい分野である」とお話しされています。

もちろん、ボランティアや単発のイベントにもそれぞれの素晴らしさや役割があります。しかし、それを「毎月きちんとお月謝をいただき、継続して通っていただく『習い事』」として運営していくためには、お支払いいただく金額に見合う、あるいはそれ以上の「価値」を明確に提示できなければなりません。

私たちは日常生活のあらゆる場面で、無意識のうちに「価格と価値」を天秤にかけて選択をしています。たとえば、保育園でお子様が服を泥だらけにして帰ってくる可能性が非常に高いとわかっているとき、1枚1万円近くするブランドのTシャツを日常着として着せる親御さんはそれほど多くはないでしょう。また、夕方のスーパーで「今日、家に帰ったらすぐに食べる」と決まっているお肉やお魚があれば、割引シールが貼られているものを選ぶのはとても合理的な選択です。

このように、人は誰しも「自分の悩みや課題、興味関心」を的確にカバーしてくれるものに対して、自身の物差しで価値を測り、時と場合に合わせてサービスを選んでいます。それは、子どもの習い事や食育の分野においても全く同じなのです。

「継続」が生み出す子どもの成長と、ビジネスとしての持続可能性

では、保護者の方が「毎月お金と時間をかけてでも、この子に通わせたい」と感じる食育の価値とは、一体どこにあるのでしょうか。

私が現役の薬剤師として、またコーチングの視点を持って子どもたちと接する中で確信しているのは、食育とは単に「料理の手順を覚えること」ではなく、子どもたちの「生きる力」や「論理的思考力」、「健やかな心身の土台」を育む教育であるという点です。

一度きりのイベントでは、「楽しかった」という思い出で終わってしまいます。しかし、教育としての食育は、何度も繰り返し実践し、習慣化していくことで初めて子どもの血肉となり、本当の意味での成長へとつながります。だからこそ、私たちは「ボランティアで終わらせない」ということを大切にしています。これには、単に「利益を上げる」ということ以上の、非常に重要な意味が含まれています。

子どもたちの成長を長期的に見守り、地域に根ざした「安全基地」のような居場所を提供し続けるためには、指導者側が疲弊することなく、笑顔で活動を続けられる「継続可能な運営の仕組み」が不可欠なのです。正しい価値を提供し、それに対する正当な対価をいただくことは、子どもたちの教育環境を守り続けるための誠実な責任の形でもあります。

ゼロから始めなくても大丈夫。全国の仲間と歩む「青空キッチン」という選択肢

もし、あなたがお一人でゼロから料理教室を立ち上げようとした場合、そのカリキュラムやレシピの考案、安全性の検証、そして「自分の教室が提供できる価値」を一人で地域に広めていくには、大変なエネルギーと時間が必要になります。せっかく素晴らしい熱意やスキルを持っているのに、それを必要としている親御さんや子どもたちに届かないままになってしまうのは、非常に勿体なく、残念なことです。

そこで、選択肢の一つとしてご紹介したいのが、私が所属している「日本キッズ食育協会」の仕組みと、全国展開されている「青空キッチン」です。

現在、青空キッチンには日本全国で約1,500名から2,000名近くの生徒さんが通われています。これはすでに、それだけ多くのご家庭が「青空キッチンの提供する教育的価値」を認め、信頼してくださっているという大きな証明でもあります。

キッズ食育トレーナーとして活動を始めるということは、決して孤独なスタートではありません。

  • 実証されたカリキュラム: 首都圏のスクールと全く同じ、子どもの発達段階に合わせた確かなカリキュラムとレシピを使用できます。
  • 共に歩む仲間の存在: 全国で同じ志を持ち、価値を証明し続けているたくさんのトレーナー(仲間)がバックボーンにいます。

一人では届けることが難しかった質の高い食育を、あなたの住む地域で、自信を持って届ける先駆者(パイオニア)になることができるのです。ご自身のライフスタイルや「子どもたちを支えたい」という想いに合わせて、こうした確立された仕組みを活用してみることも、夢を形にするための具体的で安心な一歩になるのではないでしょうか。

まとめ

子どもの料理教室をやってみたい、食に関わる仕事で誰かを笑顔にしたい。その純粋な想いは、これからの未来を担う子どもたちにとってかけがえのない財産になります。

それを一過性のブームや趣味で終わらせるのではなく、持続可能な「お仕事」として社会に還元していく仕組みが、日本キッズ食育協会には整っています。「私にもできるかしら」と不安に思う気持ちも、まずはそのままお持ちの状態で構いません。

あなたの地域の子どもたちへ、そしてあなた自身の輝かしい未来へ、新しい選択肢の扉を一緒に開いてみませんか?