「この味噌汁、めっちゃおいしい」。青空キッチンのレッスンで、だしに使うかつお節を地元のこだわりの品に替えてから、子どもたちのこんな声が聞こえるようになりました。

本物の食材とそのストーリーは、子どもの心にまっすぐ届きます。特に地域のお店はなおのこと。
だから私は、こだわりの「食」を持つ企業やお店の皆さまと一緒に、子どもの食育に取り組みたいと考えています。

東京都大田区久が原で子どもの食育スクール「青空キッチン」を主宰している、食と学ぶと 代表・薬剤師の石井千賀子です。朝晩がすっかり涼しくなり、食欲の秋を感じる季節になりましたね。

この記事でお伝えしたいこと
地元のかつお節に替えたことで、子どもたちの目の輝きが変わりました。本物の食材と食文化のストーリーを子どもたちに届けるために、こだわりの「食」を持つ企業・お店の皆さまと一緒に取り組みたいと考えています。

子どもの食体験は減っている?教室で感じる「知らない」の声

大人が「当たり前」と思っている食の体験を、今の子どもたちはしていないことがある。青空キッチンの生徒さんや地域の子どもたちを見ていて、私はそう感じています。

たとえば、魚をまるのまま料理しているところを見たことがない。ところてんを知らない。「こんにゃくって芋なの?」と驚く。種がある果物は嫌い。スイカは、切ってあるスイカしか知らない。

情報があふれ、暮らしはとても便利になりました。その一方で、今は大人も子どもも忙しい毎日です。食卓に並ぶ前の食材の姿や、食べ物の背景に触れる機会は、どうしても少なくなっているのかもしれません。

そして、「だからダメなんです」というつもりもありませんし、家庭でもっとしっかりしてください!なんていう立場でもありませんし、思いません。もちろん家庭に落とし込める方法もお伝えしていますが、私自身が伝えていくことも使命だと感じています。

かつお節のだしで子どもの反応が変わった|久が原の地元企業の味

青空キッチン大田区久が原校のレッスンでは、お出汁に、地元・久が原の企業である安倍鰹節株式会社のかつお節を使っています。社長のこだわりをもってつくるかつお節を、購入して使わせていただいています。

このかつお節に替えてから、子どもたちの反応が違います。味噌汁を飲んで「この味噌汁、めっちゃおいしい」と言う子。「かつお節、そのまま食べてもいい?」と聞いてくる子もいます。

実は、わが家の子どもも、おやつの代わりにかつお節を食べるほどです。

子どもの目が輝いたその瞬間こそが、学びのチャンスだと私は考えています。

本物の食材は子どもの心に残る?かつお節の話が家庭に届くまで

本物の食材に出会って心が動いたときの話は、子どもたちの心と体に残っていくと感じています。子どもたちが目を輝かせたとき、私はこれまで学んできた範囲で、かつお節のお話をしています。

ご家庭でだしをとってほしくて、お話をしているわけではありません。今は便利なだしパックもたくさんありますし、家庭の味も様々ですからね。それでも、レッスンで聞いたかつお節の話を、おうちで保護者の方にシェアしてくれる子どもたちがいます。ご家庭で「出汁」のよさを、あらためて考えるきっかけになっているようです。

教室で生まれた「おいしい」のひと言が、子どもを通してご家庭の食卓まで届いていく。かつお節は日本の伝統の食品です。その伝統を次の世代へつないでいくことは、子どもたちへの大きな贈り物になると私は考えています。

時に、お母さまから「教室でつかっている出汁はどこの出汁なんですか?同じようにつくっても味が違うと娘に言われるんです。違うのは出汁なのかもとおもって・・・」

と連絡をいただいたこともあります。私の仕事は「きっかけづくり」その機会になっていることをしれてとてもうれしかった瞬間です。

食育で企業と連携するには?一人では届けきれない「食の世界」

企業やお店が持つ「こだわりの食」と、子どもに届ける私たちの力を合わせること。私は、それが食育の連携だと考えています。

どうしても、私だけの力では、子どもたちに「食」から広がる世界をすべて見せてあげることには限界があります。同時に、同じ思いを、「食」に携わるお仕事をされている方も持っているのではないかもと感じています。

「食と学ぶと」は、子どもへの働きかけ方と、子どもに響く教材づくりには自信があります。薬剤師・管理栄養士・保育士など、専門家のチームで取り組むことができるため、安心してお任せいただけます。

こだわりを持って「食」を伝えたい会社・お店・企業の皆さまと一緒に、「次世代につなげていく食づくり」をしていきたいのです。

たとえば、こんな思いをお持ちの皆さまです。

・自社の食材・商品を、子どもたちや子育て世代に伝えたい
・食文化のストーリーを、子どもたちにシェアしたい
・「食」の裏側を、子どもたちに知ってほしい

毎月、大田文化の森の調理室で開いている子どもの食育イベントでは、初めて調理室を飛び出して「大田区子どもの海苔工場見学」を行ったこともあります。地域の企業と一緒だからこそ見せられる「本物」が、たくさんあると感じています。

おわりに

「この味噌汁、めっちゃおいしい」。子どもたちのこのひと言は、地元のこだわりのかつお節が引き出してくれたものでした。本物の食材とそのストーリーは、子どもの心に残り、ご家庭にまで広がっていきます。

食と学ぶとは、子どもの将来に役立つ社会貢献に関心をお持ちの企業・お店の皆さまと、一緒にお仕事ができることを楽しみにしています。「子どもたちに伝えたい食がある」という方は、どうぞ気軽にご連絡ください。

よくある質問

Q. 企業やお店が子どもの食育に関わると、どんなことができますか?

A. 自社の食材・商品を子どもたちや子育て世代に伝えたり、食文化のストーリーや「食」の裏側を子どもたちに知ってもらったりすることができます。青空キッチンでは地元の安倍鰹節株式会社のかつお節をだしに使っていて、子どもたちから「この味噌汁、めっちゃおいしい」という声が上がっています。

Q. 大田区で子ども向けの食育イベントを依頼できますか?

A. はい、ご依頼いただけます。食と学ぶとでは、食育セミナー・親子イベントの企画運営、講演、コラムの執筆・監修を承っています。


企業・教育機関・行政の皆さまへ

地元のかつお節のように、こだわりの「食」を子どもたちへ届けませんか。食と学ぶとでは、延べ8,000名の子どもたちを指導してきた実績と薬剤師としての医療の視点をいかし、食育セミナー・親子イベントの企画運営、講演、コラムの執筆・監修を承っています。

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青空キッチンで、お子さまの「考える力」を育てませんか

青空キッチン大田区久が原校・大森校では、幼児から小学生までの子どもたちが、「食」を教材に考える力・生きる力を育んでいます。体験レッスンを随時受け付けています。

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この記事を書いた人

石井 千賀子(いしい ちかこ)
食と学ぶと 代表/子どもの食育スクール「青空キッチン」大田区久が原校 主宰(2019年〜)/薬剤師

病院薬剤師としての経験と子育ての経験から、「食」を通して子どもの考える力・生きる力を育む活動をしている。延べ8,000名の子どもたちを指導し、生徒120名のスクールに成長。協会大賞など4賞を受賞。キッズコーチングの手法を学び、子どもの気持ちに寄り添う声かけをレッスンに取り入れている。AERA Woman スペシャルサポーター(第2期)。AERA、AERA with Kids、InRedなどの雑誌やJ:COMでも活動が紹介されている。